課金ゲームを子どもにやらせたくないと思う理由

2020年9月28日

最近、小学生によるフォートナイト(ゲーム)への課金やそれに伴う子ども間のトラブルが
問題になっているようです。

なんと、小学生が一番遊んでいるゲームタイトル(ゲムトレ調査:2020年5月 N=375)
によると第一位がフォートナイトで22.1%、第二位がマインクラフトで17.0%、
第三位があつまれどうぶつの森で14.1%でした。

コロナ禍で爆売れ中のあつまれどうぶつの森を抑えての一位という事実にとても驚いています。

熱狂してしまう原因についてはYahooの記事を参照してもらうとして、
本記事では『なぜ子どもに課金ゲームをやらせたくないか?』を言語化していきたいと思います。

※私個人の意見です。

課金ゲームがなぜ親から倦厭されるか

課金ゲームを子どもにやらせることにポジティブな親はあまりいないと思っています。
そこで、「ゲーム要素」と「課金要素」の二つに分解してその理由を考えました。

ゲームがなぜ嫌われるか?

そもそも、「なぜゲームが親から嫌われるのか?」を考えていきたいと思います。

サッカー・野球・テニス等のスポーツ
ピアノ・バイオリン・フルート等の楽器(音楽全般)
そろばん・プログラミング等の知的な学習

↑をやりたいと言われても全然問題ないですよね?どうぞどうぞという感じで。

しかし、ビデオゲームやスマホゲームのような電子的なゲームをやりたいと
言われたらどうでしょうか?

手放しで推奨できませんよね?
この嫌悪感の正体はゲームの「不毛さ」にあると考えます。

まず、不毛とは↓の意味であり、本記事では(2)の意味で用いています。

(1)土地がやせていて作物や草木が育たないこと。また、そのさま。「不毛な(の)地」

(2)なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま。「不毛な議論」

デジタル大辞泉(小学館)

その理由を説明する前に子どもの発達の課題に関する文科省のレポート(抜粋)を見てください。

子どもの発達には下記の赤字のプロセスが必要です。

しかし、ゲームは、このプロセスの量(特に周囲の人・自然との関わりあい・相互作用)がスポーツや音楽等の活動と比較して少ないと感じます。

その結果、得られる発達(身体的発達、情緒的発達、知的発達や社会性の発達)が少なくなる。

だから、子どもの成長期に求められる発達に寄与しないという点でゲームは不毛だと考えます。
※教育を目的に作られたゲームを除く(純粋に楽しむ目的で作られたもののみ対象)

(子どもの発達段階に応じた支援の必要性)
子どもの発達は、子どもが自らの経験を基にして、周囲の環境に働きかけ、環境との相互作用を通じ、豊かな心情、意欲、態度を身につけ、新たな能力を獲得する過程であるが、身体的発達、情緒的発達、知的発達や社会性の発達などの子どもの成長における様々な側面は、相互に関連を有しながら総合的に発達する。子どもは、身近な人や自然等との関わりの中で、主体的に学び、行動し、様々な知識や技術を習得するとともに、自己の主体性と人への信頼感を形成していく。

文部科学省 3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題

課金がなぜ嫌われるか?

三歩?譲ってゲームはやっていいことにしたとして、
次にゲームを楽しむ上での費用負担方式にフォーカスを当てていきます。

費用の負担方式は大きく2種類に別れます。

①買い切り型
初期のみ料金が発生するがその後は自由にプレイできるもの
例)スプラトゥーンやポケモン

②課金型
ユーザーが料金を支払うことでゲームの有利性を高めるもの
近年は基本プレイ無料を謳っているゲームが多く、通常にプレイする上では費用は発生
しませんが、下記のような場面で料金が発生します。
(ゲームにSNS性が帯びると課金欲に抗うのが難しくなってくると思っています)

(1)予め決められた所定回数(時間・ターン数)以上にゲームを続けたい場合
(2)ゲームのキャラクターの見栄えをよくするアイテム(服飾・アバター)を使いたい場合
(3)武器・防具等のゲームを有利に進行させるためのアイテムを使いたい場合

例)パズドラやフォートナイト
※ちなみに、フォートナイトは(2)に該当します

消費者の立場からすると圧倒的に①買い切り型の方が好ましいのではないでしょうか。
なぜなら、費用の上限額が最初に決まってしまい、いくらプレイしようがその額は変わらないからです。

②課金型だと「絶対一回こっきりじゃ終わらないよね〜、今後も欲しくなり金かかるね〜」
という心理が働くからだと思います。

課金ゲームがなぜ嫌われるか?

そして、課金ゲームは「ゲーム」×「課金」のように嫌いなもの同士を組み合わせています。

そのため、親御さんは子どもからの「課金ゲームをプレイしたい」という要望に対して、
マイナスの感情を持った状態から可否の検討を開始することになると思います。

自分の子どもに課金ゲームをやらせるか?

やりたいと言われれば条件付きでOK

  • 制限時間
    一週間に●時間までというように一週間単位で決める。
    →こういうゲームは得てして1タームあたりの時間が流動的なので1日単位では定めない。
     タームの途中で離脱することになるとかわいそうだから。
     制限時間の監視は、例えば「Nintendo みまもり Switch」のようなソフトを使います。
  • 課金額
    自分の小遣いの中でゲーム製作会社が発行するプリペイドカードを購入して課金する。
    →制約の中でのお金の使い方を学んでもらう。
  • おこづかい帳
    小遣いの使い途をおこづかい帳に記録する(プリペイドカードでの課金履歴も残す)。
    →小遣い(プリペイドカード)がブラックボックス化するのを防ぎ、
     子ども・親両方が使い途を管理できるようにする。

私自身、小学生の頃なかなかスーパーファミコンを親に買ってもらえず、話についていけなくて辛い思いをしたことがありました。

なので、積極的にゲームを推奨しませんが、やりたいと言われれば条件付きでOKします。

ただ、最初から最適な条件を定めることは無理だと思います。

制限時間・課金額等の条件は友達の家庭ごとに大きく異なると思うので、一緒にプレイする中である程度調整していく必要があります。

定めた条件を金科玉条のごとく守らせるのではなく、調整の余地・交渉の余地を残しておいてあげるのがよいと思います。説得の方法も学んでもらえますし。

最後に

今回は、子どもに課金ゲームをやらせることへの嫌悪感を言語化しました。

ただ、子どもが「課金ゲームをやりたい」という時はそれなりの事情があると思います。
例えば、学校の仲の良い友達がやっていて話題についていきたい一緒に遊びたいという理由

これを「他の子と遊べばいいじゃん」と無下に突っぱねるのはいかがでしょうか。
仲のいいグループの鞍替えは精神的な負担になることは想像に難くないと思います。

ご家庭の方針はあるかと思いますが、
お子さんの事情はしっかり聞いた上で臨機応変な対応策を検討した方がよいと考えます。

なお、私はライトゲーマーでPS4、Nintendo Switchも持っています。PS5も買う予定です。

ゲームはのめり込んでたくさんやると「不毛さ」が際立ってきてしまいますが、
時間を決めて節度を持ってやれば良い気晴らしとなり他の活動への活力に繋がると考えています。

今後、ゲーム(課金ゲーム)の悪い面だけではなく、良い面や「勉強やその他習い事との両立方法」についても記事にしていければと思います!