中小企業におけるオンライン会議導入状況に関する感想や課題感

最近((2020年11月〜12月上旬)、中小企業診断士として建設業界の社長さん達
とオンライン会議でお話させていただく機会がありました。

唐突ですが、freee株式会社が公開したIT利用に関するアンケート結果によると
従業員数が多いほどオンライン会議システムの導入率が高くなる傾向があるそうです。

しかし、筆者がお話させていただいた社長さん達(従業員10人未満の規模)は4人全員、
オンライン会議でのヒアリングを快諾してくれました。

21.2%(会社の従業員は10人未満)しかオンライン会議が導入されていないこと
を考えると約0.16%の確率となり引き当てた感があります!

さて、今回の記事では中小企業社長へのヒアリングを通じたオンライン会議
の普及状況や課題感について体験談を述べていきます。

オンライン会議の普及状況

上記の様に、筆者が体験した限りオンライン会議は中小企業の中に
かなり普及しているのではないかと感じました。

正直、オンライン会議の導入率21.2%(会社の従業員は10人未満)が信じられません。。
体感的にもっと使われているように思えます。

特にZOOMの知名度は抜群!
今回4人全員とZOOMで打ち合わせをしました。
おそらく、GUIの使いやすさから広く普及したのだと思います。

これってとても凄いことだと思いませんか??

先日、地銀がフロッピーディスクの取り扱いをやめたことが
日経新聞のニュースに載っていました。

中小企業はIT技術の導入スピードが異常に遅く、
既存のやり方に固執するため、このニュースのようなことが普通に起こります。
※一般論です。

だから、中小企業の社長(4人全員)とZOOMでヒアリングできたことは
奇跡だと感じました!

WEBカメラで互いの顔を写しながら手元の資料を画面共有して話し合う
ということが普通にできてしまっている。

コロナ禍の前ではありえなかったことが、
中小企業のIT導入において起きていてとても驚きました(しつこい!)。

2年前に中小企業診断士の仕事をした時にはFAXの送付をお願いされました。
※FAXの送付→FAXを送ったことの電話連絡…。もちろん固くお断りました。

そういう少し前の状況を知っていると現状のありがたさが身にしみて感じます。

なぜ普及したのか?

まぁ、理由もクソもなくコロナ禍で対面営業が倦厭されるようになったからだと思います。

オンライン会議導入のトレンドがまずIT技術の導入スピードが速い大企業に来ます。
その後、大企業と取引する中小企業に波及します。

中小企業は大企業の下請けとなっていることが多いので、大企業がオンライン会議
を導入するとなると否応無しに導入せざるを得なかったのだと思いました。

加えて、コミュニケーションアプリのLINEと同様に利用者が増えることによる
「ネットワーク効果」が働き、ZOOM利用者が広まったのだと推測!

オンライン会議における課題

BtoBのビジネスをしている場合は、互いにビジネスであり、
オンライン会議開催の努力をするので、「ZOOMで打ち合わせしましょう!」
と言っても問題ない気がします。

でも、コンシューマー向けのビジネスの場合、
コンシューマーにオンライン会議参加方法を習得してもらうのは困難です。

例えば、「メールで送られてきたURLをクリックするだけです」
と言ってもコンシューマーにとっては面倒くさい。

パソコンやネットワークだってコンシューマーに用意してもらわないといけない。

とはいえ、三密が避けられる社会情勢の中、
コンシューマーと対面でがっつり商談や説明会をするわけにはいきません。

だから、コンシューマーに対して「会議開催方法のオプションを提示できること」
の重要性が高まっているように感じます。

ITリテラシーの高い人にはオンライン会議を提案し、
高くない人には「ホームページ+電話会議」や「紙資料+電話会議」を提案し、
いずれもダメなら「対面会議」にする。

つまり、勇気を出してコンシューマーに会議方法の提案を行うことが大切だと思いました。

なお、画面を共有できない電話会議で説明を行う場合、
その説明資料は対面の時以上にわかりやすくしておくことがMUSTです。

最後に

コロナ禍によりテレワークが急激に推し進められてきた結果、
続々と通勤定期券を廃止する会社が現れてきています。

このような既存の商慣習や仕事のやり方がディスラプトされることが、
普通に起こるようになってしまいました。

そして、それが中小企業にも及びうるなんて考えられませんでした。

自社のコア業務(企業活動の根幹を成す利益に直結する業務)の改善については、
中小企業も十分取り組んでいると思っています。

それ以外の業務(特にIT技術の導入)についてはベイビーステップで
少しずつ世の中のトレンドに合わせて前進させているという印象を受けました。

ぶっちゃけ、ありきたりな内容でしたが、
少しでも中小企業における非対面業務推進状況が伝わればと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。